二宮七月
Ninomiya Natsu
ランク
認定作家
作風
ライトノベル
作品例
「お疲れ様」
突然、聞き慣れた声が響き、驚いて振り返ると頬に何かが触れた。
触れたのが唇だと認識した途端、顔が燃える。
「なっ……」
「どうしたの?りんごみたい」
「ずるい大人だ……」
真っ赤な顔で睨みながらのつぶやきを聞いて、楽しそうに笑う。
「それじゃあね、おやすみ」
「お先に失礼します!」
甘すぎる声から逃げるように改札をくぐる。
少し乾いた唇の感触、自分のものより少しだけ高い温度。
思い出すたびに頬は熱を帯び、風が冷たいホームで電車を待っていても、なかなか引かなかった。
初めまして、二宮七月です。
ライフストーリー作家として活動させていただいてます。
読みやすく、情景が浮かぶような文章を書くのが得意です!
お二人の人柄や、間に流れる素敵な空気を、言葉にして記録させてください。