仲本セーマ

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誰もがニヤニヤしちゃう"惚気小説"はいかがですか?
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仲本セーマ

Seima Nakamoto

ランク

リード作家

作風

ハイテンション胸キュンラブコメ

作品例

「あのさ」
「うん」
「そろそろ起きない?」
「……あと五分」
「それ十二回目」
 とある夏の朝。今日は真夏日ということで、外は三十度を超える灼熱地獄である。
 なんでオフタイマーなんか設定してしまったのかと前日の自分を恨みつつ、汗だくになりながら先に起床した俺が冷房を付けて以降、味を占めた彼女は気持ちよさそうにベッドに横たわっている。
 あと五分と彼女が続けるので、俺はその間にゴミ出し、朝食づくり、洗濯、昨晩の洗い物を済ませた。
 同棲を始めて一年、同居人の寝起きの悪さにももうすっかり慣れた……とはいえ、である。
 スヌーズ機能のように声を掛けてはあと五分を一時間続けたけど、流石に起きてもらわないとこの暑さでも飯が冷めてしまう。
「ほれ、そろそろ起きなさい!」
「うぐぅ~」
 抱きしめていたタオルケットをひっぺがすと、彼女身をすぼめて丸まってしまった。丸まったことで見えてしまった下着に今でもドキドキしてしまう自分がいるのは内緒。
「ダンゴムシさん? 朝食が冷めてしまうんですけど」
「ねむい」
「キンキンのアイスコーヒー、今飲んだら美味いだろうなぁ。氷溶けたら微妙だぞ?」
「んー」
「しかも今日の朝食には甘めの卵焼きが用意してあるんだけどなぁ」
「……!」
 大好物の卵焼きにぴくっと反応する。しかし眠気が邪魔をするのか、眉間に小さなしわを寄せて少し考えているようだ。
 そんな彼女を見守っていると、何かをひらめいたように視線だけをこちらに送る。
「起きれないから、連れてって」
「……それはズルいだろ」
 にひっと微笑み、はやくしろと腰を振る彼女。
 俺はやれやれと溜息をつきながら、眠り姫を抱えてリビングへとお運びした。

仲本セーマと言います! 
気軽になかもんと呼んでください (‘ω’)ゞ  
長い文章や活字って敬遠されがちですけど、そんな文章をスラスラ読めちゃうようなエンタメ小説を得意としています!

高校生の頃から小説やシナリオを書いていて、今は劇の脚本やゲームシナリオのお仕事などもさせてもらっています。 
そして昔から恋愛やコメディが好きで、その良さを併せ持つラブコメというジャンルが大好物です!  
いろんな方の惚気話もすごく楽しみなので、そんなお話をより魅力的な物語にしたいと思っています。    
素敵な思い出を綴るお手伝い、ぜひさせてください!(。-`ω-)

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