小説だけが価値じゃない!インタビューの効果と秘密
話すだけで心がスッキリするってどういうこと?
「カタルシス効果」を耳にしたことはあるでしょうか。
心理学の用語として使われていますが、現代人の多くが心理学に関心を持つことから一般にも広がりつつある専門用語です。
カタルシス効果とは、胸の内にしまっていたものを言葉として吐き出す(話す)ことによって心がスッキリするというもの。
ストレスや悩みを抱えている状態で、誰かに話をしたら気持ちが軽くなった、という経験は誰にでも1度はあるのではないでしょうか。
実は、ライフストーリーウエディングを制作するにあたり、インタビューをする時間はおよそ4時間!
取材をする前段階で、この数値だけを見ると「長い!」と思われることがほとんどです。
しかし、実際に取材が終わった後、新郎新婦お二人が口を揃えて言うのが「あっという間の4時間だった!」と言います。
一体なぜでしょうか。
自分について話すことが脳の活性化につながる!?
話すことは、ポジティブ・ネガティブな内容に関わらず、負の感情を手放す癒しの効果があると言われています。
しかも、それに加えて「自分自身」について語ることで、快楽をもたらす脳内物質のドーパミンが分泌されることがわかっています。
快楽をはじめとして、楽しいことはあっという間に過ぎていく経験も、多くの人がしたことがあるでしょう。
楽しい時間は矢のように過ぎて、戻りたいなぁと思うのは自然なこと。
それと全く同じ効果を体感できるのが、ライフストーリーウエディングを作成するにあたり、必ず行なう取材です。
小説化させるにあたり、どんなエピソードを盛り込む(取材する)か列挙すると
・出会ったきっかけ
・出会ったときの相手に対する印象
・好きになったきっかけ
・距離が近づいたきっかけ
・告白しようと思ったタイミング
・恋が愛に変わった瞬間
・プロポーズしようとした決意
・生涯を共にしようと思った想い
・結婚式をしようとした想い
などが挙げられます。
もちろん、上記以外のことについても触れますがいずれにせよ、どんな内容でも「自分自身」について話していただきます。
しかも、内容は馴れ初めです。
ライフストーリー作家®︎たちは、いわゆる「ノロケ話」を淡々と4時間聞かせていただくことになります(笑)
自分自身について、しかも普段決して人前で話すことのないノロケ話をライフストーリー作家®︎たちは、嬉々として受け止め、共感し、執筆するにあたっての情報を収集していきます。
人は、話を聞いてもらうことでスッキリします。
小説という形だけが価値ではないことが伝わっていただければ幸いです。
取材を通じて愛を確かめ合うことができる
他にも、取材を通じて、面白いことがわかります。
それは、お互い(新郎新婦)がそれぞれ思っていること、思っていたことを取材の場で初めて知るエピソードがあります。
「実は正直、初対面ではあんまり格好いいって思わなくて」
「プロポーズは裏で一回失敗していた」
など、取材をしたことによって
「え、そんなこと思っていたの?」
「そんなことがあったなんて!」
という風になるケースがあります。
交際中、口下手な人であれば、あまり事細かに相手に感情を伝えていなかったりします。
しかし、第三者が介入することで、自然と想いを引き出すことに成功し、当時知る由もなかった感情の機微に触れることができます。
そこでお互い知らなかったことを知られて、二人の距離感がグッと縮まります。
4時間は一見、長く感じるかもしれません。
しかし、話していくうちに記憶が整理され、思い出しながら語っていくうちに取材が終わっています。
濃厚なノロケ話を、ライフストーリー作家®︎たちはお待ちしています。
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